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今回は、左脚ブロックについてお話しします。
b)左脚ブロック
左脚ブロックは、左脚の伝道障害があって異常が起こるもので、左心室の動きに遅れが生じます。やはりR波の幅は広くなり、この幅が0.10秒以上0.12秒未満のものを不完全左脚ブロック、0.12秒以上のものを完全左脚ブロックと言います。診断は心電図で分かります。下に右脚ブロックの模式図と完全右脚ブロックの心電図を示します。
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【左脚ブロックの模式図と完全左脚ブロックの心電図の例】
左脚ブロックでは、V1、V2でR波が下向きになり(S波)、幅広く深くなります(QS波)。V5、V6ではR波が幅広くなり二峰性に分裂したりします。他の誘導(四肢誘導など)でも同様の形がみられます。
完全左脚ブロックの心電図では、R波の幅が0.14秒に達しており、模式図のR波のような形を示しています。 |
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(次回につづく) |
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今回は、先月号に示しました治療のフローチャートについてお話しします。
糖尿病の治療は、最初から薬を飲むとかインスリンを打つという訳ではありません。まずは食事療法、運動療法を行います。最初はゆっくり少しずつ始めていきますが、食事療法、運動療法の実施状況や成果をみながら必要に応じて食事療法、運動療法の強化を行います。これだけで目標を達成できれば、食事療法、運動療法を続けていきます。良くなったからといって気を抜くと、また悪化してしまいます。食事療法、運動療法を3ヶ月続けても目標が達成できない場合は、食事療法、運動療法を続けながら、薬(経口血糖降下薬)を飲むことになります。薬には色々種類がありますので、その人に合った薬を処方します。これで目標を達成できれば、食事療法、運動療法、薬の服用を続けていきます。目標が達成できない場合は、薬の増量や作用の違う薬を追加することを行い場合によってインスリン療法の開始を考えます。薬の増量や追加によって目標が達成できればそのまま治療を続けていきます。これでも目標が達成できない場合は、食事療法、運動療を行いながらインスリン療法を行います。インスリン療法を開始した場合は、薬を続けるか中止するかは人によって異なります。薬やインスリンには低血糖を起こしたり副作用もありますので、定期的な検査、診察が必要です。血糖値ばかりでなく、年齢や肥満の程度、心疾患や眼の状態などの合併症の有無、肝臓、腎臓などの機能、インスリンが不足している(インスリン分泌能)とかインスリンが効きにくい(インスリン抵抗性)などの評価も重要です。その人に合った薬やインスリンの種類、量を決めていくのが望ましいのです。また、薬やインスリンは少量から開始して徐々に増量していきます。食事療法、運動療法により体重の減量や生活習慣の改善により糖尿病が良くなり、インスリンや薬の減量、中止など可能になることもあります。 |
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(次回につづく) |
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●外来診察での衣服の着替えについて
外来診察の時、診察の前後に上半身の衣服を脱いで裸の方がみられます。
診察室内(引き戸の奥)で、衣服を脱いだり着たりするようにお願いいたします。
衣服や荷物を置けるように診察室内にかごが用意されています。 |
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6月から整形外科栗先生の診察は木曜日となります。
午後の外来診察は、カテーテル検査のため3時頃からになることがあります。
午前中の心臓超音波検査は、曜日によって午前10時からとなります。
通院の難しい方々のために、医師、看護師が在宅診療を行っています。
健康診断を月曜日から木曜日の午後に行っています(予約制)。 |
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